「LINE公式アカウントでお客さんと継続的につながりたい」と思ったとき、まず目にするのが「Lステップ」という単語。ただ、公式サイトを見ても機能が多すぎて「結局どこから触ればいいの?」と迷いますよね。認識合ってますかね?この記事では、LINE公式アカウントすら開設していない状態から、Lステップを実際に動かすまでの最短ルートを、200社以上を支援してきた齋藤の視点でまとめました。専門用語ゼロ、実務で使える手順だけを解説します。
【結論】Lステップを始めるための3ステップ
結論から言うと、Lステップを始めるには次の3ステップで進めます。
- LINE公式アカウントを開設する(無料。5分で完了)
- Lステップの無料トライアルに申し込む(スタートプラン推奨)
- 初回リッチメニューと自動応答を1つ設定して動作確認
いきなり高度な配信設計やシナリオ分岐を考える必要はありません。まずは「友だち追加したらメッセージが返ってくる」状態を作れば、Lステップの”入口”は突破できます。
LINE公式アカウントとLステップの関係
そもそもLステップとは何か
Lステップは、LINE公式アカウントに”後付け”するツールです。公式アカウント単体でもメッセージは送れますが、たとえば「アンケートに答えた人だけに別のメッセージを送る」「URLをクリックした人にタグを付ける」といった細かい動きは標準機能では難しい。そこを自動化・効率化してくれるのがLステップです。
ちなみに、Lステップは「拡張機能」なので、LINE公式アカウントが先に必要です。逆に言えば、公式アカウントさえあればLステップは後からいつでも導入できます。
どんな人が使っているのか
美容院・整体院・ジム・教室・士業・通販など、「一度来てくれたお客さんにリピートしてほしい」業種で使われるケースが多いです。FUBAR支援先のフィットネスジムでは、Lステップで体験予約の自動化を組んだ結果、予約率が35%から44%に上がった例もあります。
【STEP 1】LINE公式アカウントを開設する
開設手順(所要時間5分)
- LINE公式アカウントの公式サイトにアクセス
- 「アカウントを作成」ボタンからメールアドレス登録
- 認証コードを入力し、基本情報(アカウント名・業種・プロフィール画像)を設定
- 管理画面(LINE Official Account Manager)が開けば完了
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この時点では料金は0円です。フリープランなら月200通まで無料で配信できます。まずは友だちに自分のアカウントを追加してもらい、手動でメッセージを送ってみてください。
よくある疑問——プランはどれを選べばいい?
開設時点ではフリープランでOK。Lステップを導入すると配信通数が増えがちなので、その段階でライトプラン(月5,000通)やスタンダードプラン(月30,000通)にアップグレードを検討します。料金は2026年4月時点で変更される可能性があるため、公式サイトで最新情報を確認してください。
【STEP 2】Lステップの無料トライアルに申し込む
申し込み前に確認すること
Lステップには複数のプランがありますが、初心者はスタートプラン(月額2,980円)から始めるのが現実的です。無料トライアル期間(30日間)があるので、まずは触ってみて「自分の業務に合うか」を判断できます。
申し込み手順
- Lステップ公式サイトで「無料トライアル開始」をクリック
- 必要情報(メールアドレス・LINE公式アカウントのID)を入力
- 確認メールが届いたら、管理画面にログイン
- LINE公式アカウントと連携(OAuth認証)
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認証が完了すると、Lステップの管理画面が使えるようになります。ここまで来れば、あとは「何を自動化するか」を決めるだけです。
【STEP 3】初回リッチメニューと自動応答を設定する
なぜリッチメニューから始めるのか
リッチメニューは、LINE画面下部に常に表示される”ボタン”です。ここに「予約」「問い合わせ」「クーポン」などのリンクを配置すると、友だちが迷わずアクションを起こせます。Lステップならクリック計測も自動でできるため、「どのメニューが押されているか」がデータで見えます。
設定手順
- Lステップ管理画面の左メニュー「リッチメニュー」を選択
- 「新規作成」→テンプレートを選ぶ(2分割・4分割など)
- 各ボタンに「タイトル」と「リンク先URL」を設定
- 画像をアップロード(Canvaなどで作成可)
- 「公開」ボタンを押して反映
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ちなみに、画像サイズはテンプレートごとに決まっています(例:2500×1686px)。公式のガイドラインを確認しながら作成すると失敗しにくいです。
自動応答メッセージを1つ追加する
友だち追加時に「ご登録ありがとうございます」と自動返信する設定を入れましょう。Lステップでは「友だち追加時アクション」という機能で簡単に組めます。
- 「シナリオ配信」→「友だち追加時アクション」を選択
- メッセージ内容を入力(例:「こんにちは!〇〇です。まずはこちらから…」)
- 保存して有効化
これだけで、新規の友だちに対して自動で最初の接触が完了します。手動で「ありがとうございます」と送る手間が消えるだけでも、日々の運用がかなり楽になります。
つまづきポイントとよくある誤解
ポイント1 LINE公式アカウントの「応答モード」を”Bot”に変更し忘れる
Lステップを有効にするには、LINE公式アカウント側の設定で「応答モード」を“Bot”にしておく必要があります。”チャット”モードのままだと、Lステップの自動返信が動きません。管理画面の「設定」→「応答設定」で確認してください。
ポイント2 プラン変更のタイミングを後回しにする
Lステップのスタートプランは月5,000通まで配信できますが、リッチメニューのクリックやシナリオ配信を組むと想像以上に通数を消費します。配信数が足りなくなってから慌てないよう、無料期間中に使用状況を確認し、プロプランへの移行を検討するとスムーズです。
ポイント3 「タグ付け」と「セグメント配信」の違いがわからない
タグは「この人はクーポンに興味あり」といったラベルを友だちに付ける機能。セグメント配信は「タグAが付いている人だけに配信」という絞り込み機能です。最初は「タグ=付箋」「セグメント=付箋で分類した相手だけに送る」とイメージすると理解しやすいです。
ポイント4 初回から複雑なシナリオを組んでしまう
Lステップには「条件分岐」「スケジュール配信」など高度な機能がありますが、初日から全部使う必要はありません。まずは「友だち追加時の挨拶」と「リッチメニュー」だけで十分。運用しながら「ここを自動化したい」と感じた部分を少しずつ追加していくほうが、結果的に早く定着します。
ポイント5 友だちが少ないうちは効果測定できない
Lステップは強力なツールですが、友だちが10人しかいない状態だとデータの意味がほとんどありません。まずは集客(L1)とリスト化(L2)を並行して進め、50人〜100人の友だちが集まった時点でタグ付けやシナリオ配信の改善を始めるのが現実的です。
FUBARが200社で見てきた成功パターン
事例1——人材サービス企業が面談単価を半減
ある人材紹介会社では、Lステップで求職者向けの自動ヒアリングフォームを設置しました。従来は電話で1件30分かけていた初回面談が、事前アンケートで情報を取得できるようになり、面談時間が15分に短縮。結果として面談単価が半分になり、月間の対応件数が1.7倍に増えました。
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この事例のポイントは、L2(リスト化)とL3(育成)をLステップで自動化したこと。友だち追加直後にアンケートを送り、回答内容に応じてタグを付け、興味度の高い人だけを面談に誘導する設計です。ちなみに、アンケート回答率は68%でした。
事例2——ジム予約率が35%→44%に改善
フィットネスジムでは、体験予約の導線をLステップで再設計。従来はホームページの予約フォームに誘導していましたが、Lステップのカレンダー予約機能を使うことで、スマホだけで予約が完結する仕組みに変更しました。
結果、離脱率が下がり、予約完了率が9ポイント向上。さらに予約後のリマインド配信も自動化したことで、当日キャンセル率が12%→7%に減少しました。これはL4(成約)の改善事例です。
まとめ——まずは3ステップで”動かす”経験を積もう
Lステップは機能が多いぶん、最初は「何をどう使えばいいか」で迷いがちです。ただ、実際に動かしてみると「こういう使い方があるのか」と気づける部分がたくさん出てきます。
今回紹介した3ステップ(LINE公式アカウント開設→Lステップ申し込み→リッチメニュー設定)を、まず1週間以内に完了させてみてください。動く状態さえ作れば、あとは「このメッセージをもっと自動化したい」「この質問が多いからFAQを入れたい」と、自然に次のアクションが見えてきます。
FUBARでは、Lステップを含むLINE活用の全体設計を無料相談で対応しています。集客(L1)からリスト化(L2)、育成(L3)、成約(L4)、リピート(L5)まで、5Lフレームワークで整理すると「今どこを改善すべきか」が明確になるため、興味があれば公式LINEから気軽にメッセージしてください。
