LINE公式アカウントを運用しようと思って検索してみたら、「エルメ(L Message)」という名前をよく見かけて気になっていませんか?「公式のLINE以外にツールって必要なの?」「使い方が難しそう」と感じている方も多いと思います。
この記事では、LINE公式アカウントを200社以上支援してきたFUBAR代表の齋藤として、エルメの基本的な使い方を初心者目線で解説します。専門用語は最小限に、実際の画面イメージを想像しながら読める内容にしました。
結論から言うと——エルメで最初にやるべき3つ

- 友だち追加時の自動あいさつを設定(初回接触の印象が7割決まる)
- シンプルなシナリオを1本作る(手動返信から卒業するため)
- タグ付けルールを決める(どんな人が登録してるか把握するため)
認識合ってますかね?いきなり複雑なステップ配信や分岐を作ろうとすると混乱するので、まずはこの3つだけしっかりしましょう。
そもそもエルメって何?LINE公式との違い

エルメはLINE公式の「拡張ツール」
LINE公式アカウント(旧LINE@)は、LINEが提供する公式サービスです。一方、エルメ(L Message)はLINE公式アカウントに接続して使う外部ツールなんですよね。
イメージとしては、スマホが「LINE公式」、そこに付ける専用ケースや外部バッテリーが「エルメ」という感じです。基本機能はLINE公式だけでも使えますが、エルメを繋ぐと自動化や細かい分析ができるようになります。
LINE公式だけだと足りない理由
LINE公式アカウント単体だと、以下のような制限があります:
- 友だちを属性別に細かく分類できない(タグ機能が弱い)
- ステップ配信(自動で順番にメッセージを送る)が標準搭載されていない
- クリック率や開封率の詳細データが見づらい
ちなみに、月数百人程度の小規模運用なら公式だけでも十分ですが、「この人には商品A、別の人には商品B」と出し分けたくなったら拡張ツールが欲しくなるタイミングです。
エルメを選ぶべき人・不要な人
エルメが向いているケース:
– 予約や問い合わせを自動化したい(美容室、整体院、コンサル等)
– セミナー参加者と一般登録者で配信内容を変えたい
– 手動返信に追われて本業に集中できない
まだ不要なケース:
– 友だち数が50人未満で全員に同じ情報を送るだけ
– 月1回のお知らせ配信のみ
– とりあえずLINEアカウントを開設したばかり
エルメの初期設定——最初の3ステップ
STEP 1 LINE公式アカウントとエルメを連携する
まずLINE公式アカウント(無料プランでOK)を作成しておきます。その後、エルメの公式サイトから会員登録し、連携設定を行います。
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連携手順は画面に従えば5分程度で終わりますが、Messaging APIの利用を「オン」にするという工程だけ注意してください。ここをオフのままにすると、エルメ側からメッセージを送れません。
STEP 2 あいさつメッセージを設定(テンプレ例あり)
友だち追加された瞬間に自動で送られるメッセージです。ここで第一印象が決まるので、以下をたいてい入れましょう:
- 登録してくれたお礼(1行)
- どんな情報が届くのか(箇条書き2-3行)
- 次のアクション(「まずはこちら」等のボタン)
例文:
ご登録ありがとうございます!
〇〇整体院の公式LINEです。
【このLINEで出来ること】
・24時間ネット予約
・施術後のアフターケア動画
・月1回の限定クーポン
まずは下のボタンから予約枠をご確認ください👇
STEP 3 タグ付けのルールを決める
エルメの強みは「友だちを属性で分類できる」点です。例えば、
- 新規/リピーター
- 商品Aに興味あり/商品Bに興味あり
- セミナー参加済/未参加
のようにタグを付けておくと、後から「リピーターだけに特別クーポン配信」といった使い方ができます。
最初は3-5個のタグで十分。増やしすぎると管理が破綻するので、「新規」「成約済」「休眠」くらいのシンプル設計から始めましょう。
実際の運用でつまづきやすいポイント5選

① メッセージ数のカウントがわかりにくい
LINE公式は「月〇通まで無料」という料金体系ですが、エルメ経由で送ったメッセージも当然カウントされます。エルメの管理画面で配信数を確認しつつ、公式側の残数も定期的にチェックしないと、気づいたら従量課金に突入していた…ということがあります。
② シナリオ分岐を作りすぎて迷路化
「Aを選んだらこっち、Bを選んだらあっち」と凝った分岐を最初から作ると、自分でも何がどこに繋がってるか分からなくなります。まずは一本道のシンプルなシナリオ(例:登録→翌日メッセージ→3日後メッセージ)だけ作り、慣れてから分岐を追加しましょう。
③ タグ付けのタイミングを間違える
「購入完了した人に『購入済』タグを付ける」設定を忘れて、購入者にもセールス配信を送ってしまうケース。エルメではアクション(ボタンクリック、購入完了 等)をトリガーに自動タグ付けできるので、たいてい「いつ・何をしたら・どのタグ」を決めておくこと。
④ リッチメニューの画像サイズミス
LINE公式のリッチメニュー(画面下部の固定メニュー)は、推奨サイズが決まっています(例:2500×1686px)。自作する場合、サイズが合わないとボタン位置がズレて押せなくなるので、Canva等のテンプレートを使うか、外注推奨です。
⑤ テスト配信を自分だけにしていない
本番配信前にたいていテストしますが、「全員に配信」を誤って押してしまう事故が多発します。エルメには「特定タグのみ配信」機能があるので、自分用テストタグを作り、そこだけに送る癖をつけましょう。
FUBARが200社で見てきた成功パターン
パターン①——ジムの予約率が35%→44%に改善した事例
あるパーソナルジムでは、従来は電話予約のみでしたが、エルメで「体験予約→前日リマインド→来店後アンケート」を自動化しました。結果、無断キャンセルが減り、予約枠の稼働率が9ポイント向上。
ポイントは「前日リマインド」です。人は忘れる生き物なので、前日21時に「明日13時のご予約ですね!」と送るだけで来店率が変わります。
パターン②——人材紹介の面談単価が半減
人材紹介会社では、応募者との日程調整に1件あたり平均20分かかっていました。エルメで「希望日時を選択→自動返信→カレンダー連携」を構築した結果、担当者の工数が50%削減され、その分を面談や営業活動に充てられるように。
ちなみに、この仕組みは「L1集客→L2リスト化→L3育成→L4成約→L5LTV(顧客生涯価値)」でいうと、L2からL3への移行をスムーズにする施策です。手動対応を減らすことで、より多くの見込み客を育成フェーズに乗せられるんですよね。
まとめ——まずは1週間、この3つだけ試そう
エルメの使い方をしっかりマスターしようとすると、かえって手が止まります。最初の1週間は以下だけに集中してください:
- あいさつメッセージを整える(第一印象で7割決まる)
- タグを3個だけ作る(新規/興味あり/成約済 等)
- シンプルな1本道シナリオを作る(翌日・3日後の2通だけでOK)
FUBARの公式LINEでも、実際の設定画面を見せながらサポートしています。「文章だけだとイメージ湧かない」という方は、まず下記から登録して具体例を確認してみてください。月1回、運用の実例も配信しています。
エルメは「使いこなそう」とするより、「小さく始めて少しずつ拡張する」が正解です。焦らず、まずは1本のシナリオを完成させるところからスタートしましょう。
